123イグニッションの秘密を探る

クラシックカーの常識を塗り替えた123イグニッションを企画・開発したアルバートロニック社を訪問してみた・・・



そのファイクトリーはオランダらしい運河の堤防にそった通りに位置していた。 実にこじんまりしたのんびりした外見である。 数々のイベントに出没するアルバートロニック社の緑のHバンがなければ気づかないかもしれない。



ファクトリー内に招かれてまず驚くのは、クラシック業界では見慣れない多くの製作機器だ。 まさに電子部品製造工場だ。
当然非常に清潔だ。 実はアルバートロニック社は123イグニッションの内部に納まっている、すべての部品をこの工場で設計・製造・組立している。 もちろん心臓部のマイクロプロセッサーもこのファイクトリー内で製作される。



社長のアルバート・デ・ジェール博士はブロードバンド用電子部品を扱うハイテク企業を目ざしてアルバートロニック社を設立した。 娘さんのシトロエン用に開発した123イグニッションがここまで広がりを持つとは想像もしていなかったのだ。



しかしながら、123イグニッションを1つ1つ組み付けテストを繰り返す様子は温かみがあり、愛情を持ったクラシックカーのオーナーに行き渡るにはふさわしい光景だ。



アルバート・デ・ジェール博士はオランダ人らしく環境にこだわる方だ。
2CVを使ってハイブリッド車を作ってしまった。 その構造はトヨタのプリウスから多くのヒントを得た。 近くにあるトヨタの開発センターに見せに行ったところ、喜んでプリウスのバッチをもらったそうだ、そのバッチはトランクに貼ってある。



実は、カタログに載っていない123イグニッションが存在する。 それを装着したのがこの前後にエンジンを配したパリダカ出場車。 モータースポーツ用スペシャルオーダーの123イグニッションは通常一回のスパークの所を3回までのスパークが可能だ。


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